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デザイン合わせガラスの加工について

大きなサイズでも強く万が一割れても飛散せず安全!
納期短縮でコスト削減が可能!

2022年3月に日本で初めてRCN社(イタリア)製のEVA膜用合わせガラス製造装置を導入。
これまで外注で行っていたデザインガラスの合わせ加工を内製化することとなりました。
「手すり、吹き抜け、天窓」などの大きな開口にも安心してデザインガラスをご使用いただけます。

このページでは合わせ加工の魅力と注意点及び合わせ加工の詳細についてご案内いたします。

1.合わせ加工をするメリット

1-1.大きなサイズでも1枚板で使用することが可能

デザインガガラスのほとんどは厚みが4mmもしくは3mmのものしかありません。
例えば900mmX1800mmのガラスを設置したい場合、厚みが薄いため1枚板では強度的に弱く、割れてしまう可能性が高くなります。

デザインガラスを合わせ加工することで、見た目はそのままで厚みを増すことができ、大きな開口部分でも格子にすることや分割することなく強度を持たせることができます。

1-2.万が一割れても安全

合わせガラスはガラスとガラスの間の中間膜によって万が一割れても破片が飛散しない構造となっています。

万が一割れても破片による怪我を防ぐことができることから、階段の手すりや吹き抜けの腰壁、トップライト等、デザインガラスが使用できる場所の幅が広がりました。

1-3.納期が早い

当社でも以前は合わせ加工を外注へ依頼し納期が2~3週間かかっておりましたが、EVA膜用合わせガラス製造装置の導入により、最短3日で受注から製造、発送までが可能となります。

これにより納期的にタイトな現場でも引き渡しに間に合うカタチで納品が可能となりました。

1-4.価格が安い

自社で合わせ加工をする最大のメリットはコストです。
従来の外注へ依頼する場合と比較して30%のコストダウン(当社比)をすることが可能になりました。

2.合わせ加工をするデメリット

2-1.重くるしい

合わせ加工はデザインガラスと別のガラスを2枚合わせるため、ガラスの重量は重くなります。

そのため扉やドアに使用する場合は重量があっても大丈夫な構造にする必要があります。

2-2.厚くるしい

合わせ加工したガラスの構造は、デザインガラス+中間膜+別のガラスとなり最低でもガラス全体の厚みは8~10mm以上になります。
ガラスを納める枠はガラス厚みに見合った溝幅が必要になります。単板の場合と比較した場合、合わせ加工したガラスの見た目は厚みが増す分重厚感がマシマシになります。

2-3.安いが高い

当社では自社で合わせ加工することによりコストを抑えています。(当社比30%減)
それでもコスト的にはデザインガラス代+中間膜代+もう1枚のガラス代+加工代が必要となり、デザインガラス単板と比較すると倍以上のコストはかかります。

3.合わせガラス加工の構造

3-1.合わせるガラス種類について

合わせ加工はデザインガラスともう1枚別のガラスを中間膜で挟んで接着しています。
もう1枚のガラスはフロートガラスの厚み3mmもしくは4mmを使用することが多くお勧めもしています。
サイズが大きくなる場合やより強度を持たせたい場合は、もう1枚のガラス厚みを厚くすることや強化ガラスにすることも可能です。
必要なガラスサイズによって、どの厚みのガラスと合わせ加工するのが良いかについては下記の表を参照ください。

合わせるガラスの厚み 必要なガラスサイズ
3mm 900×1800
4mm 1200×2100
5mm以上 1800×2400

3-2.中間膜について

コダマガラスではEVA膜(エチレン酢酸ビニル)を加熱、圧着させて合わせ加工しています。
EVA膜は透過性が高く紫外線をほぼカットします。また、耐湿性が高く高湿度下でも優れた性能を持っており、外部の窓でも使用が可能です。
デザインガラスの合わせ加工において中間膜の厚みは60ミル(約1.52mm)を基本とし、ガラスの組み合わせによって90ミル(約2.28mm)~120ミル(約3.04mm)になることもあります。

3-3.小口について

合わせ加工をするはEVA膜を挟んだ状態で加熱・圧着して製造することから、製造後は中間膜がはみ出たカタチとなります。

当社ではその後専用の工具を使って中間膜を綺麗にそぎ落とすのですが、デザインガラスの表面に凹凸がある関係で完全に綺麗にすることができず、少し付着した状態になる場合があります。

3-4.ガラスサイズについて

合わせ加工の加熱時にはガラスを挟んだ状態で真空にすることから、ガラスとガラスに1mm程度のずれが生じる場合があります。

1mmのずれが出るとガラスサイズは2mm大きくなるため、クリアランスは通常よりも3mm程度大きめに取るようにお願いします。

3-5.おもてうらについて



デザインガラスは凹凸面とフラット面があります。
合わせ加工する際、デザインガラスは凹凸面が外側になるように合わせ加工します。



合わせ加工したガラスをドアにはめ込む際は、強度的にどちらが表でも問題はありませんが、汚れの付きにくい側、綺麗に見せたい側を凹凸面にする方が良いです。

よくある質問 Q&A

Q.サンプルは請求できますか?

A.合わせ加工のサンプルはA4サイズで用意しています。
レンタルで返却が必要となりますがご希望の方へはお送りいたします。(デザインガラス種類及び厚みの指定はできません)
また、合わせ加工していない単板のデザインガラスは名刺サイズにて無料でお送りしています。

サンプル請求はこちら

Q.耐熱性はありますか?

A.合わせ加工したガラスに耐熱性はありません。
コンロ廻りなどの直火が当たる可能性がある場所や高温になる場所での使用はご遠慮ください。

Q.組合わせるガラスは普通透明ガラス以外でもできますか?

A.透明ガラス以外でも加工可能です。
デザインガラスを合わせ加工する際、基本的にもう1枚のガラスは普通透明ガラスの厚み3mmもしくは4㎜を使用します。
それ以外に強化ガラスやフロストガラス及びデザインガラスとデザインガラスの合わせ加工やデザインガラスと鏡との合わせ加工等、比較的自由に組み合わせは可能です。


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